施工方法
Construction technique
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・汎用重機(バックホウ等)による施工
- ①マスを作った対象土の上にドクトールを均等の厚さに均しく置く
- ②固化材をまんべんなく対象土と攪拌混合する
※施工性を考慮しバックホウのバケットは対象土により選択する
- ・砂質土:スケルトンバケット
- ・シルト混り粘性土:標準バケットorスケルトンバケット
- ・粘性土・有機質土:標準バケットorスケルトンバケット
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・自走式土質改良機による施工
- ①バックホウにて対象土を改良機に投入する
- ②改良機にドクトールを投入する
- ③改良機にて対象土と改良材が計量され定量的にフィーダーされる
- ④混合ミキサーにて攪拌する
- ⑤排出ベルコンから混合された改良土が排出される
施工手順
Flow
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①対象土の実処理量計測
改良対象となる地山にマスを作り計測します。
※本計算例では20㎡とします。 -
②対象土の実処理量計測
事前の配合試験から算出された添加量から地山の処理土量に対して必要添加量を計算する。
※本計算例では目標強度を得る添加量を50㎏/㎥とすると、地山20㎥に対しての固化材添加量は20×50=1,000、固化材は1,000㎏必要となる。
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③施工ケースによる二通り
③汎用重機(バックホウ)による施工の場合
- 1.マスを作った対象土の上にドクトールを均等の厚さに均しく置く
- 2.固化材をまんべんなく対象土と攪拌混合する
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③自走式土質改良機による施工の場合
- 1.バックホーにて対象土を改良機に投入する
- 2.改良機にドクトールを投入する
- 3.改良機にて対象土と改良材が計量され定量的にフィーダーされる
- 4.混合ミキサーにて攪拌する
- 5.排出ベルコンから混合された改良土が排出される
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④改良後の確認
- ・固化材との混合度合いを目視確認
- ・固化造粒度合いの目視確認
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⑤改良土の敷均し・転圧及びリサイクル
利用目的に応じて施工(埋め戻し、盛土、堤体、仮設道路、各基盤等)
(自走式土質改良機を使用することで短時間に改良土搬出運搬が可能です) -
⑥改良土の品質管理
土壌固化時
施工土量に基準はありませんが、設計仕様書等を参考に現場でのポータブルコーン貫入試験や改良土を土質試験室に持ち込み、一軸圧縮強度やCBR値を測定し現場目標強度を達成しているか確認が必要です
ポータブルコーン貫入試験中
室内試験:一軸圧縮試験・CBR試験
重金属不溶化時
施工土量100㎥毎に5点を採取し、1試料として分析し、対象の汚染物質が溶出していないことの確認が必要です。5点分の試料は分析機関で等量混合され分析されます